Sunday, December 4, 2011

クリスマスにはMade in アルゼンチンのプレゼントをどうぞ! [Souvenir]

早いもので、今年ももう最後の月になりました。アルゼンチンの子供たちにとっては、学校の授業が終わり、これから3ヶ月間近くの長い長い夏休みが始まるわくわくする時期です。そして、子供も大人も楽しみにしている12月のイベントといえば、やっぱりクリスマス。カトリック教国であるアルゼンチンでは、クリスマスは家族が揃って祝福する1年で最も重要な日。24日のイヴの夜に家族が集まってディナーを楽しんだあと、25日の0時の合図とともに乾杯。そのあとみんなでツリーの下に置かれたプレゼントを開ける瞬間のドキドキわくわく感といったらたまりません。

街中のショッピングモールではすでにクリスマス商戦が盛んですが、この機会に、世界中どこでも手に入るものではなく、アルゼンチン産の製品をプレゼントとしてもっと薦めるべく、メイド・イン・アルゼンチンのものばかりを集めた期間限定ショップがあります。以前このブログでも紹介したエロイーズがプロデュースする「Souvenir」(スーベニール)というお店です。


「Souvenir」は、エロイーズが友人2人と一緒に昨年から始めたプロジェクトで、今年は12月8日から24日までオープンします。ショップには、アルゼンチンのデザイナーやクリエイターたちが作るオリジナリティ溢れる商品が集められていて、「Baika」の木製自転車(画像上)や、ローラ・ゴールドステインのユニークなキッチンウェア(画像左)などなど、大量生産された商品にはない温かさとこだわりに満ちたものばかり。お馴染み「Violraviol」の新製品も扱っているとのことですので、見逃せません。今年のクリスマスには、「Souvenir」でアルゼンチン産のプレゼントを探してみてはいかがでしょう?



Souvenir(クリスマス前の期間限定ショップ)
Jose A. Cabrera 5017 (Serrano通りとThames通りの間 / パレルモ・ソーホー地区)
「Good Wood」というインテリアショップの2階
*オープン:12月8日~24日 午後3時から8時まで
*公式サイト: http://souvenirblog.tumblr.com


*追記:「Souvenir」では、エロイーズのお母さまパスカルさんのデザートレシピ本の日本語版も販売されるそうです。私も1冊持っていて、林檎のクランブルやソフト・チョコレートケーキなど、とても美味しいデザートが簡単に作れるので本当に重宝しています。フランスの家庭的なデザートに興味のある方、この機会をぜひお見逃しなく。

Tuesday, November 8, 2011

こだわりカフェめぐり その9 [Croque Madame]

私が住んでいるパレルモ地区から、広いリベルタドール大通りを10分ほど歩いたところに、「Croque Madame」(クロックマダム / 画像左)というとてもステキなカフェ&レストランがあります。国立装飾美術館の敷地内にあるこのカフェにはフランスの空気が漂っていて、ブエノスアイレスが「南米のパリ」と呼ばれる所以がここにあると言っても過言ではありません。
国立装飾美術館はもともと、1900年代初頭、フランスのベルエポックを代表した人気建築家ルネ・セルジャンによって建てられたエラスリス=アルベアール邸だった建物。ルネ・セルジャンは、パリ市内のニッシム・ド・カモンド美術館や、ベルサイユ宮殿のすぐ隣にあるトリアノン・パラス・ホテルとなった建物を造った建築家として知られていますが、彼はブエノスアイレスにもいくつかの建築物を残していて、そのひとつがこのエラスリス=アルベアール邸宅。その敷地内にあるカフェですから、まさにそこだけパリ♪な空間なのです。
でも、ここでいただくクロックマダム(画像右)は本場パリ以上の美味しさ!一見すると卵が乗っかっていないようでクロックムッシューみたいなのですが、実は中が丸くくり抜いてあって、そこにちゃんと卵が落とされています。濃厚なチーズ、味わい深いハム、食欲をそそるバターの香り・・・。個人的には、昨年のパリ旅行の際に食べたどこのクロックマダムよりも美味しいと思っています。
そしてもうひとつ、本場に負けていないものといえばこちら、クレーム・ブリュレ(画像左)。映画「アメリ」の主人公アメリ・プーランが「私の好きなこと」のひとつに挙げていた「クレーム・ブリュレのカリカリになった焼き目をスプーンで壊すこと」をやってみたい!と思った方に大満足していただけるはず。カリカリのキャラメルに、ほんのりと甘いとろとろのカスタードは、お茶の時間にこれだけを食べに来る価値アリ。また、こちら(画像右下)はデニッシュ生地のパンを使った生ハムとボッコンチーニ入りサンドイッチ。アルゼンチンのハムとチーズの質の高さをわかっていただくのに最適な一品です。

美しく装飾された店内はとってもとっても狭いので、お天気が良い日は開放的なガーデン席が一番。日差しを気にすることのないように、あらかじめ木陰のテーブルを予約しておくことをオススメします。



Croque Madame
Av. Libertador 1902
Tel. 4803-8639
*公式サイト:http://www.croquemadame.com.ar
(市内にはいくつかの支店があり、同じメニューのオーダーが可能ですが、パリの雰囲気を満喫したい方はぜひこちらのお店をご利用ください。)

Saturday, October 15, 2011

ぶさいくだけど可愛い?ペンギンのピッチャー

突如として我が家の食卓に出現した謎の物体。実はこれ、ペンギンの形をしたピッチャーで、アルゼンチンではレストランやバールでワインを入れるデカンタとして使われているものです。
アルゼンチン南部には、マゼランペンギンの繁殖地として有名なプンタ・トンボという地区があり、繁殖期にはなんと50万羽ものマゼランペンギンがここに集まってくるのだとか。ブエノスアイレスに住んでいると、1600kmも離れたところに集まるペンギンさんたちを意識することはほとんどないので、日本といえば鶴、中国といえばパンダといったように、アルゼンチンといえばペンギン!という発想がすぐに浮かんでくるわけでもなく、どうしてペンギンを模ったのか、その誕生秘話を知りたくなってしまいますが、どのようにしてこれが作られたのかは今のところ不明です。
一口に「ペンギンの形」といっても、その大きさ、デザイン、色には様々なバリエーションがあって、一番ポピュラーなモデルは雑貨屋「Calma Chicha」で売られているような茶色のもの(画像右)。また、レストランによってはこのように→シュールなペンギンがペイントされているものが使われているところもあります。

私が買ったのは「Bartolomea」のオリジナル(画像左)。鋭い目に、ちょっと挑発的(?)なくちばしも、優しいパステルカラーになっていると憎めません。デカンタ以外にも、水やジュースを入れたり、また小さなサイズのものはミルクピッチャーとして使うのにぴったりです。
それにしても、食卓にマゼランペンギンとは・・・。この大胆な発想の原点をご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてください。


☆Calma Chicha
Honduras 4909 
Tel. 4831-1818

☆Bartolomea
J. F. Segui 3720
Tel. 4809-3179
*「Bartolomea」についてはこちら↓の記事でも紹介しています
http://preciosas31.blogspot.com/2011/05/bartolomea.html

Monday, October 10, 2011

アルゼンチン生まれの「逞しい優美」 [Paloma Herrera]

来たる10月14日(金)、ニューヨークの5番街に「世界最大」を誇るユニクロの旗艦店がオープンします。ユニクロのUSサイトではこれを記念して「Voices of New York」という特集を組み、各分野で活躍するニューヨーカーたちの横顔を紹介しているのですが、この中にひとり、アルゼンチン人女性が含まれているのをご存知でしたか?
彼女の名前はパロマ・エレーラ(Paloma Herrera)。ニューヨークに本拠地を置くアメリカ最大のバレエ団「アメリカン・バレエ・シアター」(ABT)のプリンシパルを務めるダンサーです。
パロマは1975年12月21日生まれのポルテーニャ(ブエノスアイレスっ子)。7歳でアルゼンチンの権威ある「コロン劇場高等芸術学院」に入学し、著名な講師オルガ・フェリの指導を受講。選りすぐりのエリートばかりが集まる同校で際立った才能を発揮したパロマは、14歳のとき、ブルガリアのヴァルナ国際バレエコンクールのファイナリストに選ばれたことがきっかけで英国国立バレエ団に招待され、そこで同じアルゼンチン出身のバレエ講師であるエクトル・サラスペと運命的な出会いを果たします。ニューヨークのジュリアード学院の講師を務めるサラスペの勧めから、ABTスクールで半年間の研修を受けた後、ブエノスアイレスに帰る前日、同氏によって「今こそチャレンジすべき」と背中を押されてABTのオーディションを受けることに。「どうせ落ちても失うものはないし」という気持ちで受けたオーディションでパロマは見事合格、弱冠15歳でABTと契約を交わし、19歳で同カンパニーの史上最年少のプリンシパルに選ばれるという栄誉を経て、今年でABT在籍20周年を迎えました。

 99年にはダンスマガジン誌から「20世紀の10大ダンサー」のひとりに選ばれ、「バレエダンサーとして完璧」と言われるほど恵まれたフィジカルの持ち主であるパロマの魅力は、手足の指先までしっかりと表現される、しなやかさと力強さが融合した動きにあると言われています。幼い頃から踊りが大好きで、15歳のときにABTから契約の話を持ちかけられ、両親に相談するまでもなくニューヨークに留まる決意を下したことも、彼女にとっては当然の結果だったそう。サラスペから「今この時を逃してはならない」と言われなければオーディションは受けていなかったというエピソードからは、多感な時期に人の話に耳を傾ける知性、好きなものに対する情熱、失敗を恐れない勇気と決断力といったことの大切さを思い知らされます。優美な動きの中に秘められた逞しさは、彼女のそういった内面的な強さが生み出しているに違いありません。

*バレエに詳しいお友達から耳よりなニュース!今年の12月18日から28日まで、パロマがABTのパートナーであるギヨーム・コテと一緒にコロン劇場にて「海賊」(Le Corsaire)を踊ります。ご興味のある方はコロン劇場のサイトで詳細をご確認ください。
☆コロン劇場・「海賊」公演お知らせのページ↓
http://www.teatrocolon.org.ar/es/index.php?id=ballet/elcorsario

(Photos via Sitio Oficial de Paloma Herrera)

追記:パロマが「Voices of New York」で見せている全身黒&シルバーのダウンベストの着こなし、素敵ですね。ユニクロさん、宣伝効果ばっちりですよ!

追記2:パロマの名前の正式な発音は「パロマ・エレーラ」ですが(スペイン語ではHは発音しません)、日本では「パロマ・ヘレーラ」と表記されることが多いようです。

Wednesday, October 5, 2011

[番外編] 喜ばれる日本のギフト

こちらのブログでは今まで、いくつかの「アルゼンチンのおみやげ」を紹介してきましたが、長年アルゼンチンに住んでいる私の場合、日本に一時帰国した際に「日本のおみやげ」をこちらの知り合いのために買う機会の方が多いのが実情です。インターネットの捜索サイトで「海外へのおみやげ」をサーチしてみると、それはそれは様々な商品が出てきて面白いのですが、「人気のあるプレゼント」とされているなかには、人気度のほどがちょっと疑わしい物も。贈る相手にもよりますし、好みや趣味もそれぞれなので、一概に「これがベスト」と言えるものはありませんが、今回は私が過去、「アルゼンチン人女性に贈って喜ばれた日本のギフト」を紹介したいと思います。まず、大抵の女性に喜んでもらえるのは「お香」。中でもこちら(←画像左)のように、小さな木箱に入ったお香立てとのセットになったものは、ラッピングを開けた瞬間に「きゃ~♪」という歓声(?)があがったほど。香りは特に人によって嗜好が異なるので難しいところなのですが、フラワー系の優しい香りを選べば無難でしょう。海外では一般的に「日本のもの=繊細なもの」というイメージを抱いている人が多いので、小さくて細かくて可愛らしいものは好評です。桜をイメージしたこのお香は日本香道の製品で、同社のサイト(こちら)にて詳しい説明をご覧いただくことができます。

もうひとつはこちら(画像右→)、私も愛用している南部鉄器のカラーティーポット。岩手県の伝統工芸品である南部鉄器は、いまや「iwachu」の呼び名のもと、フランスを始めとするヨーロッパで大人気。ブエノスアイレス市内でも雑貨店でベーシックな黒い鉄器が販売されていますが、カラーバリエーションはほとんどありません。日本にはピンク、白、紫、ローズ、空色にミモザ色といったモダンなカラーの他、モカゴールド、ブラウン、紺色といったシックなものまであって、紅茶が好きな方へのギフトには最適です。実はこのカラフルな南部鉄器は、岩手県の工房で海外への輸出向けに特別に作られているものなのだそう。日本では「オ ドゥラ デ メール」(http://www.uminokanatani.com/)という南部鉄器カラーポット専門店にて購入可能です。
また、紅茶が好きな方だったら、日本のお茶筒も喜ばれます。特に友禅柄の和紙で包まれたお茶筒(画像右→)は、いかにも日本らしくて可愛いですよね。 お茶を入れなくても、キャンディーを入れる缶としても使えるので重宝がられます。 お茶屋さんで扱っていますが、私は今年の1月、一足先に日本からアルゼンチンに戻った夫を見送りに成田空港に行った際、港内のギフトショップで小ぶりの可愛いお茶筒を見つけて、おみやげ用に大人買いしてしまいました。「いかにも」な外国人用ギフトショップでも、決して侮ってはなりません。
ちなみにアルゼンチンでは、プレゼントを受け取ったらその場ですぐに開けてみるのがエチケット。いただいたものをそのまま開けずにもらって行くことは、相手に不快感を与えることもあるので、どうぞお気をつけくださいね。

追記:うちの夫(ウルグアイ人)はその「いかにも」な日本のギフトが大好き。古都で見かける「100%外国人観光客向けおみやげ屋さん」に足を踏み入れると、大好きな侍関連のグッズ(兜とか刀とか!)を真剣に物色し始めるので、私はひたすらその横で「大きな置物はダメよ~」と言い聞かせるのでした・・・。

Saturday, October 1, 2011

こだわりカフェめぐり その8 [FARINELLI]

レストランやカフェでメニューを見ながら「これって一体どんなお料理なのかしら?」と思うこと、ありませんか。ウェイターさんに聞けばすぐに解決しますが、言葉が通じない国に行ったときは、質問することも、説明の内容を理解することもできなかったり、または言葉が通じるところでも時々、想像していたものと全然異なるお料理が出てきて驚愕!なんていうこともありますよね。でもここ「FARINELLI」(ファリネッリ)では、そんな心配はご無用。その日にお店でサーヴされるものの全てが入り口のカウンターに並べられているので、一目瞭然なのです。
オーナーのマリーナ・ビソーネは、自他共に認める究極のグルメ。17歳のころから世界中を旅して周り、パリの大学で哲学を専攻したあと、帰国してアートギャラリーで働いていたという好奇心旺盛の才女なのですが、とにかく美味しいものを食べることが大好きで、09年11月、このお店をオープンしました。
小さな店内は白とオレンジを基調としたシンプルな空間になっていて、居心地抜群。朝と午後のティータイムにはクロワッサンやスコーン、ケーキやパイが、ランチタイムには日替わりメニューがずらりと並べられます。ランチメニューは、夏場なら冷たいガスパッチョや生春巻き、寒い冬には煮込み料理といったふうに、グルメなマリーナが厳選する「旬の味」が登場。食には保守的なことで知られるアルゼンチン人ですが、マリーナは目新しいものをメニューに取り入れることにも躊躇しません。「例えば中東の料理でパリでは定番のファラフェル(ヒヨコマメのコロッケ)を出したらとても好評だったの!」と嬉しそうに話す彼女が誇るFARINELLIのコンセプトは「自分の食べたいものを、食べたい分だけオーダーできること」なのだそう。そう、ここではまず、カウンターで食べたいものと飲み物をオーダーしてからテーブルにつくことになっているので、冒頭で述べたようなサプライズもなくて安心なのです。
何を食べても美味しいのですが、焼き菓子類で特におススメなのがチーズケーキ!イチゴ(画像左)とパッションフルーツの2種類あって、クリームチーズの濃厚な味と舌触りを残しつつも、こってり感がしつこくなくて美味。その他、こちらのブログにコメントをくださった香港在住のMarikoさんが絶賛されたタルト・タタンも、キャラメライズされたリンゴのちょうどいい焼き加減が自慢の絶品です。あと、私が個人的に高く評価しているのが「illy」のコーヒーをサーヴしていること。イタリアのエスプレッソ文化を代表するブランドのひとつであるillyのコーヒーはやっぱり美味しい。こういうところにも、食通であるマリーナのこだわりが感じられますよね。
日替わりランチメニューは毎日FacebookのFARINELLIのページ(http://www.facebook.com/farinelliba)で更新されます。テイクアウトもできるので、天気のいい日はここでキッシュとサンドイッチ、チョコレートクッキーを買って、お店のすぐ近くにある大きな公園Plaza Las Heras(プラサ・ラス・エラス)の芝生の上でピクニックというのもいいですね。

FARINELLI
Bulnes 2707 (Cerviño通りとの角近く)
Tel. 4802-2014
*オープンは月~土の8:00~20:00 

追記:マリーナはとても若くて可愛い才能溢れる女の子。経営学を勉強したわけでもないのに、住宅街の真ん中にちっちゃなカフェをオープンして成功させるまでのエピソードには感心させられました。やはり、自分の好きなことにこだわりを持っている人の情熱には共感を覚えます。
 

Friday, September 23, 2011

母の日のお祝いにチョコレート!

ブエノスアイレスの街角の花屋さんに、爽やかな香りを漂わせる色とりどりのフリージアが並ぶ季節になりました。そしてアルゼンチンでは、春の到来とほぼ同時期に「母の日」がやってきます。
以前このブログで紹介したとおり、アルゼンチンでは10月の第3 日曜日に「母の日」をお祝いします(*紹介記事はここをクリック)。やはりこの時期になると、様々なお店が「母の日」向けのプレゼントを宣伝し始めますが、私がいつも首を長くして待っているのが「Vasalissa」ショコラティエからのお知らせです。



 「Vasalissa」の今年の「母の日」のテーマはずばり「花」。ラベンダーやローズ、フルールドオランジュといった花のガナッシュ入りのチョコレートが、美しいパステルカラーの箱に詰め込まれています。ハートやダイヤモンドの形も可愛いのですが、↑の画像の左下の箱にある、薔薇の形のホワイトチョコレートには、ピンクのスプリンクルシュガーがかかっていて特に愛らしい。このチョコだけで一箱セットにしてもらってもいいくらいですね。
また、→のセットは箱までチョコレートで作られていて、 中のチョコレートはまるで宝石のような可憐さ。フランスのベルサイユ宮殿で販売されていてもおかしくないくらい上品なセットだと思いませんか。

私にとって10月は誕生月でもあるので、毎年この時期になると健康診断をするようにしています。自分を大切にする月、とでもいいましょうか。そんな10月に、母の日もお祝いしてもらえるのはとても幸運なこと。決して良く出来た母ではないのですが(娘たちよ、ごめん)、プレゼントには「Vasalissa」のチョコレートをお願いしてしまいました。もちろん「母の日」のためでなくても、春らしく美しいチョコレートをぜひこの機会に堪能してみてください。(Photos via Vasalissa Newsletter)


Vasalissa
*レコレータ支店   Callao 1940
*ベルグラーノ支店  Vuelta de Obligado 1812
公式サイト:http://www.vasalissa.com

Sunday, September 11, 2011

こだわりカフェめぐり その7 [Malvon]

昨年末から、ブエノスアイレス市内のアウトレット街に、とっても素敵なカフェが誕生したという噂を耳にしていました。その名も「Malvon」(マルボン=タチアオイの花)。聞くところによると、ここは有名なベトナム料理レストラン「Green Bamboo」のオーナー、ダリオ・ムアファラの新しいお店で、 「ニューヨークスタイルのブランチが食べられるカフェ」として、業界人の間で話題となっているとのこと。そんなオシャレなカフェが、あの雑然としたアウトレット街にあるなんてちょっと想像がつかなかったのですが、行ってみたら本当に素敵なスポット!古い家屋を少しリフォームしただけの建物の中は奥行きある開放感溢れるスペースになっていて、テーブルやイス、ソファーは全てハイセンスなヴィンテージ家具。装飾に使われているレトロな電話や陶器の置物も、とってもセンスが良くて愛らしい。奥にはちょっとしたガーデンパーティーができそうなくらい広いパティオがあります。 やっぱりカフェは「居心地の良さ」が大きなポイントになりますが、ここにはかなりの高得点を与えていいでしょう。
入り口を入って右側のスペースはベーカリーになっていて、カウンターにバゲット、パン・ド・カンパーニュ、ブリオッシュ、チャバッタ、パンパーニッケルといった様々なパンの他に、マフィンやクッキー、ストロベリーシュークリームといった甘い焼き菓子が並んでいます。ブリオッシュはイギリスパンを一回り小さくしたようなローフ型で売られているので、好きな厚さに切ればフレンチトーストにぴったり。
ブレックファストメニューは、お馴染みのパンケーキやスコーンの他に、ブエノスアイレスの一般的なカフェでは絶対に食べられないポップオーヴァーがあるのが特徴。平日のお昼にはお手頃なランチセットが用意されています。そして、9種類あるMalvon自慢のブランチメニューがサーヴされるのは、土日と祭日の朝10時から。日替わりのカクテル付きブランチは、まるでニューヨークの「Sarabeth's Kitchen」の如くとにかく大人気なので、予約は必須です(*予約制度がなくなって先着順となりました)毎日16時以降には、ワインと一緒にアペタイザーも楽しめます。お天気のいい日の午後、パティオで一杯…というのもいいですね。

Malvon
Serrano 789
Aguirre通りとの角近く)

Tel. 4774-2563
*公式サイト:http://malvonba.com.ar/

All Photos by Natalia Zaidman
*画像は全てオーナーのダリオの了解を得てお店の公式画像を掲載していますので、無断転載はご遠慮ください。

Friday, September 9, 2011

アルゼンチンの定番お菓子 その1 [Cabsha]

どこの国にも、昔から変わらない美味しさで、子供にも大人にも愛され続けている 「定番のお菓子」というものがありますよね。私の場合、日本の定番お菓子としてまず思いつくのは、ポッキー、ビスコ、ミルキー、といったところでしょうか。このブログでは、アルゼンチンのそういった定番お菓子を少しずつ紹介して行きたいと思います。
定番リストの栄えある第1弾を飾るのは「Cabsha」(カブシャ)。ドゥルセ・デ・レチェ(アルゼンチン名物のミルクジャム)のフィリングが入ったうす~いウエハースをダークチョコレートでコーティングしたお菓子です。

Cabshaを作ったのは、第一次世界大戦の直後にルーマニアからアルゼンチンに移住して来たロシア人、故アブラーシャ・ベンスキさん(画像右)。ルーマニアでショコラティエを営んでいたアブラーシャさんは、新天地で出会ったドゥルセ・デ・レチェの美味しさに感動し、アルゼンチンにはそれまで存在しなかったドゥルセ・デ・レチェ入りのチョコレートを作ろうと発案。何度も試行錯誤を重ねた結果、教会のミサで食べる薄い薄いウエハース、ホスティアにドゥルセを入れてチョコでコーティングするというシンプルな作り方で、とても上品なお菓子が出来上がりました。小さいけれど甘~いので、これだけで立派な食後のデザートになります。

実はアブラーシャさんは、このブログでもすでにお馴染みのチョコレート屋さん「VASALISSA」のオーナー、ダディ・マリヌッチさんのお父さま。「VASALISSA」といえば、チョコマニアを大満足させてくれる上質のカカオを用いたベルギーチョコレートのお店。チョコレートに対するダディさんの愛情とこだわりは、お父さまから引き継がれたものなのだそうです。
ちなみに今日9月9日は、アブラーシャさんの誕生日。アルゼンチンを代表するお菓子を考案したアブラーシャさんの記念すべき日は、やっぱりCabshaをいただきながらお祝いするとしましょう。


☆VASALISSAについての過去の記事はこちらからどうぞ!

*フェミニンな優しさが魅力のショコラティエ: http://precious31.exblog.jp/6327653/
*チョコレート屋さんのホットココア: http://precious31.exblog.jp/10810334/
*チョコレートのパーティーフェイバーはいかが?: http://precious31.exblog.jp/12373974/
*幸せのマロンクリーム: http://precious31.exblog.jp/14117062/

Tuesday, September 6, 2011

ベーグルが食べたい! [QuieroBagel.com]

もちもちっとした食感が病みつきになるベーグル。ブエノスアイレスでも最近は、オシャレなカフェでベーグルのサンドイッチが食べられるようになりましたが、大抵は「え、これベーグル?」と聞きたくなるような代物。でも、探せばちゃんとあるのですよ、本格的な美味しいベーグルが!QuieroBagel.com」は、ベーグルをこよなく愛するアルゼンチン人、ディエゴ・マカダールが経営するデリバリー専門のベーグル屋さん。ブエノスアイレス在住のアメリカ人向け情報サイト「Spotlight Buenos Aires」でも「ニューヨークのロウアーイースト以外の場所で食べるベストベーグル」と絶賛されたほどです(左上の画像はそこから拝借しました。Thank you, Ryan!!)。
注文は至って簡単。「QuieroBagel.com」のサイトにある「Order」のところをクリックすると左のようなフォームが表示されるので、自分の名前とメールアドレス、電話番号と注文内容を記入して送信すればOK。あとでお店から注文内容と住所、配達日時を確認する電話がかかってきます。

おススメのオーダーは「Assorted Frozen Dozen」(レギュラーサイズのアソーテッドベーグル12個)、または「Two Assorted Mid Size Frozen Dozen」(ミディアムサイズのアソーテッドベーグル24個)。右の画像はレギュラーサイズのセットで、プレーン、セサミ、アマポーラ(けしの実)、オニオン&ガーリックの4種類が3つずつ入っています。冷凍された状態(画像右のような状態→)で届くので、食べたいときにオーヴンで5~7分ほど加熱するだけで、いつでも焼きたてのベーグルが食べられるというわけです。
ベーグルが大好きなのに、ブエノスアイレスでは本物がないからと、ついに自分で作り始めたディエゴ。それだけに独特のしっとり感ともちもち感、外側のパリパリ感にはこだわりがあり、本場のベーグルに勝るとも劣らない絶品。クリームチーズとスモークサーモンの定番フィリングをはさんで、ニューヨークの味を堪能してみませんか。
*QuieroBagel.com
(配達時間:平日19~21時、土日11~23時)

Thursday, September 1, 2011

ブエノスアイレスで感じるヨーロッパの香り

ブエノスアイレスの街中を散策していると、建築物の美しさに目を奪われます。例え時代の変化に沿って1階部分がモダンな店舗に改装されている建物でも、上階を見上げると、19世紀から20世紀初頭に、欧州の建築様式で建てられた素晴らしい「作品」がそのまま残されていることが多く、窓や鉄柵、ファサード、屋根、彫刻といったあらゆるディテールに、この街が「南米のパリ」と呼ばれる所以を誰もが感じることでしょう。
特にレコレータ地区の街並みは、まさにパリそのもの。実際にレコレータ地区は、欧州の雰囲気が凝縮されたフォトジェニックなポイントとして、海外のプロダクションからCMや広告の撮影にも使われています(画像はいずれもOh!Buenos Aires!より)。

先日、そんなブエノスアイレスの街から日本の知り合いに贈るプレゼントを探すのに、何かヨーロッパの香り漂うものを・・・と思っていたところ、本屋でこのようなものを見つけました。ブックマーク、つまり「栞」(しおり)です。市内の代表的な建物のイラストが施された栞で、左から「Correo Central」(中央郵便局)、「Congreso」(国会議事堂)、「Casa Rosada」(大統領府)。嵩張らないし、封筒にそっと入れて手紙と一緒に送ることもできるし、ちょっとしたギフトに使えますね。
およそ100年もの間どっしりと構える重厚で凝った造りの建物を見ていると、全てが「手軽でシンプルで簡単」になりつつある現代社会がとても薄っぺらなものに見えてきます。ブエノスアイレスで感じるヨーロッパの香りは、歴史の重みも感じさせてくれるのでした。

Tuesday, August 30, 2011

ブログのご紹介 [Mi Buenos Aires Querido]

またまた大胆に更新をさぼっておりましたが、ほぼ2ヶ月という空白期間を埋めるべく、今回はブエノスアイレスに関する情報が満載の、とっても素敵で楽しいブログ「Mi Buenos Aires Querido」を紹介させていただきます!
このブログを作成しているのは、ブエノスアイレス在住のKeikoさん。19歳のとき、「日本とはちがう文化を体験したい」という気持ちから海外に飛び出したという彼女。大学在学中にベトナムやフランス、ペルーを一人で旅し、卒業後はスペインでスペイン語を習得し、ペルーに渡って現地で就職。そして06年2月、映像作家のご主人と一緒にアルゼンチンに移って来られました。

Keikoさんのブログのどこが素晴らしいかというと、アルゼンチンを代表する文化、タンゴに関する情報が満載なところ!現在行なわれている2011年度タンゴ世界選手権についても、ご自身で取材されたとても楽しく素敵なレポートが掲載されているのですが、一口に「タンゴ」と言っても、実はまとめることが非常に難しい世界。Keikoさん曰く「ダンスが好きな人、音楽が好きな人と、それぞれ一点集中の興味を持つ方がほとんど」だそう。そんな幅広いタンゴの世界について、「全体を網羅するのは難しいけれど、いつかは全体を見晴らす高い視点で記事を書きたい」と話す彼女の目は、いつ見てもキラキラと輝いています。右の画像はKeikoさんが今回のタンゴ世界選手権で撮影された、日本人ダンサーさんのワンカット。大人の魅力200%という雰囲気が伝わってきますよね。

またKeikoさんのブログには、ブエノスアイレスに住む日本人として、今年の11月で5歳になる男の子のママとして、様々な視点からとらえた記事が掲載されています。特に、日本人から見たらちょっと「?」なアルゼンチン人の習慣をクイズ形式で紹介する「ここが変だよアルゼンチン」は、テレビ番組のネタになりそうなくらい面白い。アルゼンチン、ブエノスアイレス、タンゴというキーワードにピン!と来る方には断然オススメのブログです!

Keiko Okawaさんのブログ「Mi Buenos Aires Querido」:http://10tango.blog137.fc2.com/

Tuesday, July 5, 2011

こだわりカフェめぐり その6 [Voulez-Bar Cafe]

「お気に入りカフェ」のためならば、ちょっとくらい遠くても時間を作って出かけたくなるというもの。でも、朝、昼、夕と時間帯を問わずにふらりと立ち寄れる「いきつけのカフェ」はやっぱり、徒歩数分で気楽に行けるところがいいですよね。執筆業をしている私はたまに、自宅オフィスでは集中できないことがあって、締切日が近づいてくるとパソコンを抱えて落ち着ける場所に飛び込むこともしばしば。
そんなときにお世話になるのがここ「Voulez-Bar Cafe」(ブーレバール・カフェ)。住宅街の中にあるこのカフェでは、大きな窓からさんさんと差し込む日光を浴びて、気持ちのいい一時を過ごすことができます。





 (↑上の画像はブルックリン在住のGrace Mengさんからお借りしました。Thank you for your generosity, Grace!)


テーブル同士の間隔が狭いので、隣のテーブルにいる人たちの会話も丸聞こえ。でもブエノスアイレスの人たちはそんなことも全く気にせず、自分たちの空間を楽しみます。なので、私が横で必死になって原稿を仕上げていようともお構いなし。あまり人がいないときは静かでいいし、逆に満席のときはあちこちから聞こえてくる会話がBGMの役目を果たしてくれて、不思議と仕事が捗ります。
朝はカフェ・コン・レチェ&クロワッサン、ランチタイムにはキッシュやサラダといったカフェの定番メニューがありますが、オススメなのは午後のティータイム。大きなティーポットでサーヴされるお茶と一緒に美味しいケーキをいただきながら、少しの間仕事のことなど忘れて、窓の外に見えるブエノスアイレスの日常をぼんやりと眺めるのもたまには良いものです。




Voulez-Bar Cafe
Cerviño 3802 (Republica Arabe Siria通りの角)
Tel. 4802-4817

Thursday, June 23, 2011

新刊の紹介「ストライカーのつくり方~アルゼンチンはなぜ得点を量産できるのか」



プロフィールにもあるとおり、私の本業はサッカーライターです。
アルゼンチンに住み始める前、つまり大学生の頃から、サッカー専門誌にアルゼンチンを始めとする南米の情報を寄稿し始めて早23年。今でこそ、サッカーは日本でも人気のあるスポーツとなり、テレビで世界中の試合が観れるようになりましたが、一昔前までは、海外のサッカーが観たければ自分で現地まで足を運ぶしか手段はありませんでした。
大学卒業後すぐアルゼンチンにやって来て、2年ほど過ごしたら日本に戻ってサッカー誌のエディターになるつもりだったのが、日本でもサッカーがプロ化されたことによって海外からの情報がますます必要となって仕事が増えたこと、また、今の夫となる人と出会い、 ずっと一緒にいたいと思ったことなどの理由でそのまま居ついてしまったという始末。
この本では、そんな私がアルゼンチンで取材活動を始めてから今まで、22年という長い期間を経て知り得た「良質なストライカー誕生のバックグラウンド」を紹介しています。決定力不足に悩む日本のサッカーへのヒントとして、育成のプロや選手の家族、元選手たちが語る様々なエピソードやアドバイスが書かれているのですが、それらの中には、サッカーの世界を超え、人が生きていくうえで参考になる言葉も出てきます。
例えば、「逆境に耐え、その経験をプラスの方向に変え、ポジティヴな未来につなげること」の大切さ。「失敗を恐れないこと」から切り開かれる「自分が歩むべき道」。目先の満足ではなく「本当の目標を見定めること」がもたらす結果。これらは全て、ジュニアやユース世代の少年たちの育成に従事する指導者たちによる教えのほんの一部です。
世界中で活躍するアルゼンチンのストライカーたちが体験した知られざるドラマや、指導者たちによる「参考になる話」を通じて、日本からはとっても遠い国アルゼンチンをもっと知っていただきたいという気持ちを込めて書いた一冊です。ご興味のある方は、ぜひご一読くださいませ!

[Photos: Javier Garcia Martino / PHOTOGAMMA]

*Amazon.jpのページ :「ストライカーのつくり方」(講談社現代新書)

Sunday, June 19, 2011

クリエイターたちの横顔 その1 [Eloise Alemany]


4年前からブエノスアイレスの「ちょっといいもの」を紹介しているこのブログを始めて以来、つくづく感じていることがあります。それは、アルゼンチンにはオリジナリティーと才能に溢れる人たちが実にたくさんいるということ。そこで今回から、この国で活躍する様々な分野のクリエイターたちを紹介しようと思います。第一弾はフリーエディターでありアートプロデューサーでもあるエロイーズ・アルマニー(Eloise Alemany)さんです。


 フランス人であるエロイーズは、なんと東京生まれ。17歳まで、フランスの外交官であったお父様の赴任先の東京で育ったという生粋の江戸っ子です。お父様のイブ・アルマニー氏は東京のフランス大使館に外交官として勤めていましたが、その後他の国に赴任するよりも大好きな日本に残ることを決意。もともと交流のあった「KENZO」のデザイナー、高田賢三氏より厚い信頼を受けて「ケンゾー・ジャパン」を創設。現在は「クリストフル・ジャポン」のCEOを務めていらっしゃいます。
そんなお父様の影響を受け、幼い頃からモードやデザインの世界に親しんできたエロイーズは、17歳まで東京で過ごした後、アメリカのプリンストン大学を経てロンドンへ。イギリスの有名なファッション情報誌「i-D」誌のエディターとして数多くの編集・企画に携わってきました。
その後フリーのエディターとなり、ひょんなことから訪れたブエノスアイレスの街と文化に魅了され、9年間暮らしたロンドンを離れてアルゼンチンに移住。自分の好きなものを本にして紹介するという夢をこの国で実現すべく、アルゼンチンのデザイナーたちの本を製作した後、お母様のパスカルさんのデザートレシピを集めた「Cuaderno Dulce」を出版しました。
パスカルさんはル・コルドン・ブルーでお料理を学び、ご主人と一緒に日本で生活する中、現地で知り合った日本の女性たちにフランス料理を教え始め、現在もパリと東京で料理教室を開催しているのだそう。フランスの一般家庭で作られる素朴なデザートばかりを集めたこの本は、スペイン語版の他に日本語版もあって、そこにはエロイーズの日本に対する敬意と愛情が込められています。
オットーという名の3歳の男の子のママでもあるエロイーズは、「ずっとブエノスアイレスに住み続けるかどうかはわからないけれど、今のところはこの街が居心地良くて」とアルゼンチンでの生活を満喫しています。東京生まれのフランス人女性が作り出す世界に興味のある方、お母様のパスカルさんのレシピを知りたい方は、ぜひエロイーズが出版した本を手にとってみてください。


Eloise Alemany
eloise.alemany@gmail.com

*日本語のブログ:http://cahierdedesserts.blogspot.com/
*アルゼンチンのクリエイターたちによる思い出の料理を集めた「Libro de Cocina」を紹介しているブログ:http://www.dosdocenas.blogspot.com/

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