Sunday, September 16, 2012

こだわりカフェめぐり その13 [Magendie]

今回紹介するのは、「Magendie」(マジェンディ)というとてもステキなカフェレストラン。実はここ、私にとって「ちょっと残念なこと」を体験していたカフェでした。と言うのも以前、片隅に設けられている雑貨ショップの棚にスージー・クーパーのティーセットがずらりと陳列されているのを見つけ、吸い込まれるようにお店に入っていったのに、それらは展示してあるだけで、購入できずがっかりしたということがあったのです。以来、なかなかこのお店でゆっくり過ごす機会がありませんでしたが、先日、久しく会っていなかったお友達とここでランチをすることに。奇遇で面白かったのは、一足早くお店に着いたお友達が、非売品のティーセットに悔しがるという、私と全く同じ体験をしていたことでした(笑)。



スージー・クーパーのティーセットを展示するようなセンスを持っているだけあって、店内にはシンプルでありながら、窓際や壁のオブジェを活かした可愛らしいデコレーションが施されています。「Magendie」という名前は、19世紀初頭のフランスの栄養学者フランソワ・マジャンディーからとったもので、オーナーの栄養士マルティン・ビニュエラとその友達フアン・オリベラは、このカフェレストランを通じて、バランスの取れたヘルシーな食生活を推奨しています。アルゼンチンのヘルシーフードというと、どうしても味気なくて美味しくない印象が強いのですが、ここの食事はなかなかのもの。メニューはいずれも、ヘルシーでありながら素材の美味しさを活かしたプレートばかりです。(画像右:チアシードや胡麻をまぶしたチキンとサラダのランチセット)
カフェ・コン・レチェにパンという典型的なブレックファストメニューには、新鮮なフルーツと野菜で作られるリクアード(スムージー)や、パッションフルーツのソースにグラノーラがトッピングされた自家製ヨーグルトを追加するのがおススメ。量は結構たっぷりめなので、朝は軽く済ませたいという人はリクアードとヨーグルトだけで十分かも。
ヨーグルトだけでなく、パンもジャムももちろん自家製。カフェにはパンだけを買いに訪れるお客さんもたくさんいます。

太陽光がさんさんと降り注ぐ気持ちのいい店内で、ヘルシーで美味しい食事をいただく幸せ。残念な思い出があったカフェだったのに、今ではすっかり「スージー・クーパーのコレクションもいつか販売してくれるかも!」なんて期待を抱きながら、週ごとに替わるランチメニューを目当てにしばらく通い詰めしてしまいそうなくらいのお気に入りとなりました。

Magendie
Honduras 5900(Ravignani通りの角 / パレルモ・ハリウッド地区)
Tel. 4772-0022
*公式サイト: http://www.magendierestaurante.com/
*Facebookページ:Magendie Restaurante

Sunday, September 2, 2012

Violraviolの実店舗がオープン!




このブログの読者の皆さまにはもうすっかりお馴染みのブランド「Violraviol」(ビオルラビオル)が、この度、ついに待望の実店舗をオープンしました!
良質な純アルゼンチン産のヴィンテージ・ファブリックを使って、クリエイター兼オーナーのセシリア・ソンシーニによって作られるチャンギート(お買い物用カート)やエプロン、ランチョンマットなどのレトロ可愛い生活雑貨の数々がずら~っと店内に陳列されている光景に、思わず歓声をあげてしまいたくなります♪


思えば、初めてブログでViolraviolを紹介したのは、セシリアがブランドを立ち上げて間もなかった09年3月のこと(当時の記事はこちら)。その頃から、いつかは自分のお店を持ちたいと話していた彼女が、慎重に店舗を探し続けて約3年。 その間、セシリアのアトリエやセレクトショップ、又はオンラインでのみ販売されていましたが、ようやくお店で気軽に、好きなときにお買い物が楽しめることになったというわけです。
そして、実店舗オープンと同時に、ソーイングがお好きな方に朗報!今回から、商品に使われている端切れのセット(画像左)が買えるようになりました。以前、アトリエを訪問した日本人のお客様から端切れが欲しいというリクエストがあり、セシリアはそこからアイデアを思いついたそう。端切れといっても、きちんと49cm四方に裁断されていて、クッションがひとつ作れるサイズ。しかも「アルゼンチン産でこれだけ質の良いものは、問屋街に行っても絶対に見つけることはできないのよ!」とセシリアが太鼓判を押すファブリックなので、小さなバッグや、お弁当を包むナプキンに変身させても良さそう。もしお店の中に見当たらなかったら、問い合わせてみてくださいね(端切れはスペイン語で「retazo=レタッソ」と言います)。

Violraviol
El Salvador 5894(Carranza通りとRavignani通りの間 / パレルモハリウッド地区)
*公式サイト:http://www.violraviol.com
*Facebookページ: https://www.facebook.com/violraviol

*追記:Violraviolの製品には、デザインのひとつひとつに名前がついているのですが、実は私の名前がついているエプロンもあるのですよ!ちょっと照れてしまうほど可愛らしい柄です(笑)。

ブログをなかなか更新することができないので、「ブエノスアイレスの日常」をインスタグラムにてゆるりと紹介しています。これからはこちらをフォローしていただけると嬉しいです♪ http://www.instagram.com/jpportena