Wednesday, April 5, 2017

ブログをなかなか更新することができないので、「ブエノスアイレスの日常」をインスタグラムにてゆるりと紹介しています。これからはこちらをフォローしていただけると嬉しいです♪
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Saturday, March 8, 2014

こだわりカフェめぐり その15 [Boulevard Saenz Peña]


 ブエノスアイレス郊外にあるティグレ(Tigre)という街については、以前にもこのブログで紹介したことがあります(記事はこちら)。広大なパラナ川の河口にある緑の多い美しい町で、川では遊覧船クルーズが楽しめることでもよく知られており、週末はたくさんの観光客で賑わいます。
今回紹介する「Boulevard Saenz Peña」(ブーレバール・サエンス・ペーニャ)は、そのティグレにある人気カフェ。コロニアル様式の古い家屋を改築して作られたスペースには、自然光がたっぷりと注ぎ込む屋内と、プランターで囲まれた広いパティオ(画像左)があり、それぞれにセンス良く飾られたテーブルが置かれ、とても素敵な空間になっています。


ここでサーヴされるお料理は全て、アルゼンチンの有名なフードコーディネーター、フリアーナ・ロペス・マイが考案したメニュー。新鮮な素材にこだわった彼女ならではの、ヘルシーで味わい深いお料理を堪能することができます(フリアーナの紹介記事はこちら)。ランチメニューで一番人気なのが、エビのサラダ。ルッコラ、オニオン、アボカド、トマトに香ばしいアーモンドがアクセントになっていて、なかなか美味。デザートは素材の美味しさを活かしているので甘すぎず、日本人好みな感じ。ちなみに私が好きなのは、パッションフルーツのクレーム・ブリュレ!パッションフルーツの酸っぱさと、キャラメリゼされたカスタードとの優しい甘さの融合がたまりません♪
2階のスペースは、ヴィンテージの家具やグッズ、民芸品、Voluspa社製のアロマグッズを扱うインテリアショップになっていて、のぞいてみるだけでも楽しめます。
カフェのあるブロックは、アートギャラリーや個性的なブティック、フリアーナがお料理教室を開くアトリエなどもあることから、ファッションやグルメ業界の人たちには人気のスポット。週末、ティグレの市場「プエルト・デ・フルートス」に行ったついでにちょっと足を伸ばして、ここで美味しいカフェとお菓子をいただいてみてはいかが?


Boulevard Saenz Peña
Boulevard Saenz Peña 1400, Tigre
Tel.  5197-4776
*地図はこちら
*Facebookページ:https://www.facebook.com/BoulevardSaenzPenaPagina

Saturday, March 1, 2014

アルゼンチン製レトロ雑貨の宝庫 [Kermesse]


*昨年は、本業のサッカーライターとしての執筆に専念していたためになかなかブログが書けず、なんと今回が10ヶ月ぶりの更新となります。おかげさまで今年、新著「彼らのルーツ」(実業之日本社)「キャプテンメッシの挑戦」(朝日新聞出版)の2冊を上梓致しました。

アンティークやヴィンテージのものが大好きな私にとって、古いものを扱っているお店を見るのは楽しみのひとつであり、良きストレス解消法でもあります。そしてありがたいことにブエノスアイレスは、たくさんの「古くて可愛いもの」に出会うことができる街。アンティークショップは至るところにあり、 最近は50年代~70年代のヴィンテージグッズを集めたお店も増えてきました。今回紹介するお店「Kermesse」(ケルメス)もそのひとつです。
(画像左:70年代のアルゼンチン製紙ナプキン)
「Kermesse」で扱っている商品の8割は、純アルゼンチン製のレトロ雑貨。オーナーのアレハンドラさんと息子のホアキンが「自宅のリビングを改装して作った」という店内には、ホーローのレードル(おたま)に鍋、スパイス入れといったキッチンツールや、美しいカットグラスのピッチャー、ちょっとキッチュなイラスト入りのデカンタやコップなどが所狭しと並んでいます。

中でも私が一番好きなのは「Rigopal」(リゴパル)社の耐熱ガラスの製品。アメリカのファイヤーキングやオールドパイレックスに負けないほどの品質とデザインで、特にミルクグラスのカップ(画像左)やお皿の可愛いこと。食器類では他にも「Durax」(ドゥラックス)社製のものがあり、ガラスなのに耐久性に優れていて割れにくいことで知られています。
あと、主に子どものパーティー向けに作られていたという薄くて上品な紙ナプキンは、サンドイッチに添えたり、ちょっとクッキーを包んだりするのに便利。これ、私もお店を訪れるたびに2パックは必ず買ってしまうほど愛らしくて中毒性が高いので、レトロ可愛いものが好きな方は買いすぎに要注意です(笑)。

「商品のひとつひとつに愛着があって、たまに売ってしまうのが惜しいときがある」というホアキンの言葉からもわかるように、オーナー親子のレトロ雑貨に対する愛情がにじみ出ているお店。アルゼンチンのちょっと変わったおみやげを探すのに訪れてみてもいいかもしれませんね。

Kermesse
Dorrego 2388(パレルモ・ハリウッド地区)
Tel. 3533-6926
☆Facebookページ: https://www.facebook.com/kermesse.dorrego

Saturday, April 27, 2013

ブエノスアイレスのエコバッグ その1


昨年10月からスーパーのビニール袋が有料となって以来、ブエノスアイレスでもやっとエコバッグやショッピングカートを持ってお買い物に出かける人が増えて来ました。その傾向から、いろんなブランド&ショップが可愛いエコバッグを販売するようになったので、バッグフェチな私は嬉しい限りです。過去にも何度かエコバッグについて取り上げたことはありましたが(例えばこちら→http://precious31.exblog.jp/15135832/)、今回は、最近の私のお気に入りを3つ紹介しましょう♪
まずはこちら、パレルモ・ハリウッド地区の人気カフェ「Pani」のオリジナル・エコバッグ。ボリュームたっぷりの朝食をお目当てに、我が家では週末かなりの頻度で訪れるカフェなんですが、ここのエコバッグはとっても優れモノ。ひとつひとつ異なるファブリック・柄を用いたデザインが可愛いのはもちろんのこと、裏地に内ポケット、マグネットボタンまでついていて、スーパーでのお買い物だけでなく、ピクニックやビーチ用のバッグとしても機能的な作りになっています。
 私はピンクが好きなので画像のようなデザインを選びましたが、他にもブルー系やアニマルプリントなどの柄・色があって、素材もキャンバス地、エナメルビニール、麻といろいろあるので、ぜひお店でお気に入りを探してみてください(カフェの入り口付近の雑貨コーナーにディスプレーされています)。

Pani
Nicaragua 6044
Tel. 4772-6420
*Facebookページ: https://www.facebook.com/paniesdelicioso

さてもうひとつはこちら(画像下)。このブログではすっかりお馴染みとなった生活雑貨ブランド「Violraviol」(ビオルラビオル)のエコバッグです。しっかりとした厚手の布地で作られた大きめサイズのバッグは、スーパーでの嵩張るお買い物の強い味方。大きいけれど布地が柔らかく、かっちりした型ではないので、肩から下げたときも持ち易いのが◎。「ビオルラビオル」のバッグはどれも可愛いので、新作が出るたびに買ってしまうのですが、これはコンパクトに折りたためるので旅行にも便利です。

Violraviol
El Salvador 5894
Tel. 4778-3136
*Facebookページ: https://www.facebook.com/violraviol

最後にご紹介するのは、アルゼンチンに昔からあるクラシックなお買い物バッグの「ミニ」バージョン。26cmX30cmという小さめのサイズなので、八百屋や肉屋といった小売店に行くとき専用。私がアルゼンチンで暮らし始めた80年代後半は、どの主婦もこれの大きいサイズを手に小売店を回って買い物をしていましたが、やがて大型スーパーが普及するにつれてビニール袋が一般化。街中でこのバッグを見かけることはごく稀となってたのが、最近のエコバッグ人気で再び日の目を浴びるようになりました。私の夫はこのお買い物バッグを「古くさい」と言って嫌がるのですが、いえいえ、そのレトロ感こそが可愛いんですってば!
大きな普通のバッグはスーパーでも販売されていますが、このミニバージョンはステキな雑貨屋さん「ENSERES」(エンセーレス)にて取り扱っています。

ENSERES
El Salvador 5986
Tel. 4776-0409
*Facebookページ: https://www.facebook.com/enseresbazar

Saturday, March 9, 2013

ハードカバーの可愛いノート [Cuaderno Rivadavia]


3月、アルゼンチンでは新学期がスタート。この季節、自分の身体よりも大きいくらいのリュックやカートを持って登校する新1年生の子供たちの姿を見ていると、とても微笑ましい気分になります。

アルゼンチンの小学校では、新学期の始まりに際して、学校から各生徒に「必要な文具リスト」が配布されます。ノートに鉛筆と消しゴム、ファイルにはさみ、定規といった個人で使う物の他に、クラスのみんなが持ち寄って使う画用紙や絵の具から、工作のための発泡スチロール製のボールまで、リストにある全ての文具を買い揃えなければなりません。そのため、この時期になるとスーパーマーケットには文具専用コーナーが設けられ、リスト片手に買い物をする人でごった返す光景が見られます。

そのリストの中に必ず含まれているのが、このハードカバーのノート。B5よりちょっと小さめのサイズで、作りは本と全く同じ。担任の先生が学校からのお知らせを書く連絡帳や、各科目の授業のために、子供たちはみんなこのハードカバーのノートを使います。扉のページについている、イラスト入りのスペイン語アルファベット表が可愛い♡

いくつかあるメーカーの中でも、王道を行くのはやっぱりRivadavia(リバダビア)社製のノート。Rivadaviaは100年近い歴史を持つ製紙会社で、アルゼンチンではノートや印刷紙の代名詞にもなっているほど。レトロな美しいロゴにも、貫禄が感じられます。

アルゼンチン産の文具にあまり素敵なものはないけれど、この定番ノートだけは別格。使い終わったら書棚に並べておけるのも嬉しい。ここでは私が好きなパステルカラーの水玉模様を紹介していますが、カバーには他にもいろんな色とパターンがあるので、お気に入りの一冊を選んでくださいね。

*「ハードカバーのノート」はスペイン語で「cuaderno tapa dura」(クアデルノ・タパ・ドゥーラ)といいます。tapaは表紙、duraはハードという意味。ちなみにスパイラルノートのことは「cuaderno con espiral」(クアデルノ・コン・エスピラル)、または「cuaderno anillado」(クアデルノ・アニジャード)と呼びます。

Saturday, March 2, 2013

こだわりカフェめぐり その14 [Prospero Velazco]

パレルモ・ハリウッド地区の一角にひっそりと佇む小さなカフェ。中をのぞいてみると、シンプルな内装の狭いスペースに、美味しそうなパンやケーキ、クッキーがたくさん並んでいます。ここは、ウルグアイ出身の有名なパティシエ、Prospero Velazco(プロスペロ・べラスコ)が、多くのファンからのリクエストに応えて2年前にオープンしたお店。甘すぎず大きすぎない、日本人好みのケーキが食べたいとき、私は迷わずここに直行します。


ケーキのショーケースとレジのある奥に着くまでに、壁いっぱいに並べられたクッキーや、焼き立てのクロワッサンにパン・オ・ショコラ、スコーンなどに誘惑されてしまって、結局毎回、ケーキ以外にもいろいろ購入。イートイン・スペースもあって、平日のお昼にはキッシュやサラダ、サンドイッチをメインとしたランチメニューもサーヴされます。テーブルの数が限られているので、ランチタイムや週末の朝などは座るのが難しいけれど、例えば平日の4時ごろ、近辺のレストランでランチを楽しんだあと、お茶とデザートだけのためにここに立ち寄るというタイミングだったらゆっくり座れる確率高し。

私が毎回、美しいケーキと一緒に買ってしまうのが、こちらのチョコレート・ダイヤモンド・クッキー。ほろほろでサクサクしていて、甘すぎなくって、それでいてチョコレートの風味はばっちりという絶品です。その他、新鮮なフルーツを使ったタルトレットや、朝食のためのクロワッサンやバゲット、パン・ド・カンパーニュなどの美味しさは、最近ブエノスアイレスで流行りのフランス風ブランジェリーの中でも指折りの本格派。テイクアウト目的にふらりと立ち寄って、もしテーブルが空いていたらその場でケーキをいただくという、気軽な気持ちで訪れたいカフェです。





Prospero Velazco
Arevalo 1947(Voltaire通りとの角 / パレルモ・ハリウッド地区)
Tel. 4771-1194 

*残念ながら閉店しました。

Tuesday, February 19, 2013

アルゼンチンの定番お菓子 その2 [DORIN'S / Gomitas de Eucalipto]




アルゼンチンの定番お菓子を紹介するシリーズの第2弾。今回登場するのはまず、私の大好きな「DORIN'S」(ドリンス)。ハートの形をした小さなキャンディーで、ちょっとレトロなデザインの可愛いマッチ箱のようなパッケージに、ビニール袋に包まれることもなくそのままころころと入っています。たまに崩れたキャンディーの欠片が箱の隙間からこぼれ出て、バッグの中に何やら怪しい白い粉が散乱!!というときもありますが、それもまたメイド・イン・アルゼンチンのご愛嬌。
 
味は「frutilla」(いちご)、「mandarina」(みかん)、「limon」(レモン)、「menta」(ミント)の4種類。ちょっと固めのラムネのようで、噛んだときの食感はAltoids(アルトイズ)みたいで粉っぽい。格別に美味しいというわけではないけれど、製造が始まった1950年からずっと変わらない素朴さと、なんといっても箱の可愛いさがポイント高し!

次に紹介するのはこちら、「Gomitas de Eucalipto」(ユーカリミント味のグミキャンディー)。グミというと世界各国にいろんなフレーバーのものがありますが、ミント味のものって意外と少ないのです。これは結構大きめで噛み応えがあるので、ちょっと小腹が空いたときにつまみ始めたらやめられない止まらない。私はいつも、長時間のフライトに乗るときにバッグに入れておいて、退屈になったらもぐもぐ。ユーカリミントでお口の中がすっきり爽やかになって、アルゼンチン⇔日本間の長旅に刺激(?)を与えてくれます。


周りについたお砂糖がこぼれてしまうので、一旦袋を開けたらジャムのボトルなどで保存すると良いでしょう。いくつかのメーカーからユーカリミント味のグミが出ていますが、私が好きなのは「Billiken」(ビジケン)社のもの。「Billiken」からはきれいなブルーのメントール味のグミも出ているので、ミントがお好きな方はぜひお試しあれ。

「DORIN'S」は街中のキオスコで、「Gomitas de Eucalipto」はキオスコやスーパーにてお買い求めいただけます!



Sunday, February 10, 2013

アイスティーにぴったりのフルーツティー [Sophie de "Tealosophy"]



今ブエノスアイレスは、蒸し暑~い夏の真っ只中。こんなときには、ちょっとすっぱいフルーツティーが美味しい♪ ということで、昨年パリで買った「Løv Organic」のWildberry Fruit Teaでアイスティーを作って惜しみなく飲んでいたら、あっという間に底をついてしまいました。
そこで、通販で取り寄せようと思い、上記のサイトに入ってお茶の成分を改めて読んでみると、ハイビスカスにローズヒップ、ベリー各種、りんご、オレンジがブレンドされているとのこと。う~ん、これだったらなんとなく、 ここでも似たようなものが手に入りそうな感じ。
ということで、ブエノスアイレスのお茶専門店「Tealosophy」(ティーロソフィー)に直行。アルゼンチン人のティーブレンダー、イネス・ベルトンが作る100種類以上のオリジナルブレンドが並ぶお店で聞いてみると、やっぱりありました、良く似た成分のフルーツティーが!


イネスが妹ソフィアのために作ったというブレンドで、その名も「Sophie」(ソフィー)。中に入っているのは、オレンジ、りんご、みかんといったフルーツに、主役のハイビスカスとローズヒップ。Wildberry Fruit Teaのようなベリー系は入っていませんが、シトラスの香りが良かったので、迷わず購入。早速アイスティーにしてみたところ、とっても美味しくできあがりました。


ハイビスカスとローズヒップに抗酸化作用があるので、サプリのような感覚で身体のために毎日飲めるし、ノンカフェインなところも嬉しい。「Løv Organic」のサイトに、フルーツティーを使った美味しいアイスティーの作り方を見せる動画があったので、参考までにアップしますね。
(動画では砂糖を入れていますが、私は砂糖の代わりにステビア甘味料を入れてます。酸っぱい飲み物がお好きな方は、甘みなしでどうぞ)
Tealosophy
*Avenida Alvear 1883 (Hotel Alvear1階のガレリア奥 / レコレータ地区)
*Gorriti 4865(Armenia通りとGurruchaga通りの間 / パレルモ・ソーホー地区)
*Facebookページはこちら:Tealosophy By Ines Berton


Sunday, January 13, 2013

木製車両の思い出 [Subte Linea A]

私がブエノスアイレスで暮らし始めたのは、今からおよそ24年前の89年3月のこと。知り合いもいない見知らぬ国に独りで来てしまった当時、アルゼンチンは本当に日本から遠い国でした。両国を結ぶ飛行機はカナディアン航空かヴァリグ航空しかなく、今のようにメールやSMSで簡単にコミュニケーションが取れるわけでもなく、一般家庭の固定電話からは国際電話がかけられなかったので、日本とコンタクトを取るためにはいちいちオフィス街にあるENTEL(当時のアルゼンチン電信公社)まで出向くしかなくて。
そんな時代に唯一、ブエノスアイレスの情報源となったのが「地球の歩き方」のガイドブック。私は憧れの街に着いてすぐ、そこで紹介されていた「70年ものの古い木製車両」に乗りに出かけたのを覚えています。それが、今年1月11日まで現役で走っていた地下鉄A線の車両でした。

1913年に開業したA線は、なんと日本最古の地下鉄である東京銀座線のモデルにもなったという路線。日本の技術者たちがブエノスアイレスまでやって来て、世界の最先端を行く地下鉄を見学し、その技術を日本に持ち帰ったのだそうです。
その歴史ある路線を開通当時から走っている木製車両は、ベルギーの車輌製造会社「ラ・ブルジョワーズ」 製。

Wednesday, December 26, 2012

ポロの英雄による本物のポロ・ブランド [La Dolfina]

アルゼンチンが世界有数の「ポロ王国」で、毎年、トップクラスの選手たちによる超ハイレベルな大会が行なわれるということについては以前このブログにも書いたとおり(記事はこちら:http://precious31.exblog.jp/12713010/)。今回は、その記事でも取り上げたポロ界の英雄アドルフォ・カンビアッソがプロデュースするアパレル・ブランド「La Dolfina」(ラ・ドルフィーナ)を紹介しましょう。

アルゼンチンでポロに興じる人の数はおよそ3000人。そのほとんどが欧州の貴族の末裔である中、貴族の血を引き継がず、それでも世界一と言われるテクニックを持ち、自身が所有する農場に最高級の馬たちを揃え、英国王室のヘンリー王子にもその技術を伝授したことで有名なカンビアッソ(画像左♥)。 そんな彼が、自分のチーム「La Dolfina」とそのライフスタイルをテーマとしたメンズ専門のアパレルブランドを発表したのが04年のこと。以来、アルゼンチンのハイセンスな若者たちから圧倒的な支持を得てどんどん店舗数を増やし、今月初め、ブエノスアイレス市内の一等地に旗艦店をオープンさせました。



扱っている商品は、カンビアッソのチーム「La Dolfina」のユニフォーム(画像右)をはじめ、ポロシャツはもちろん、今流行りのプレイド・シャツにTシャツ、フーディーにセーター、ロング&ショートパンツに靴まで全てがオリジナルデザインで、どれもこれもアルゼンチン製とは思えないほど(失礼!)上質。特に綿100%のポロシャツのソフトな着心地は、天下のラルフ・ローレンにも勝るほど。「さすが世界一のポロプレーヤーが作らせる本物のポロシャツだけのことはある!」と納得させられます。
また、アルゼンチンならではの良質で柔らかな革で作られたジャケットは、普段着をちょっとクラスアップしたいときに最適なアイテム。私の夫はブランドがオープンしてすぐに革のジャケットを購入しましたが、8年経った今も愛用し続けています。



広い店内の奥には、アルゼンチンのポロを称える「ホール・オブ・フェイム」が常設。「La Dolfina」の他、カンビアッソにとってはライバルであり、この国のポロ文化を守り続ける同胞でもある他の選手たちのチームを、それぞれの歴史や功績と一緒に紹介する一種の博物館のようになっています。小さなスペースですが、彼のポロに対する情熱を感じていただけることでしょう。

お店の入り口には、カンビアッソのトレードマークでもあるアルゼンチン国旗柄のヘルメットと、その国旗の真ん中にある太陽が描かれていて、ドアを開ける前からなんとなく愛国心をくすぐられるような気分に。店内には年代ものの重厚なソファーがいくつか置かれているので、男性陣がお買い物している間、女性や子供たちはゆったり座って休んでいられます。こういうところに、自身も3児のパパであり、「家族の支えがあってこそポロは代々引き継がれていく」というカンビアッソのアイデアが反映されているような気がします。
古き良き時代の欧州の伝統が息づくアルゼンチンならではの、ポロの英雄が作る本物のポロ・ブランド「La Dolfina」の服を着て、ちょっとポルテーニョ(ブエノスアイレスっ子)気分を味わってみませんか。

La Dolfina
旗艦店:Av. Figueroa Alcorta 3399
(Ortiz de Ocampoとの角 / レコレータ地区)
本店:Av. Alvear 1751
(Rodriguez Peña通りとCallao通りの間 / レコレータ地区)
支店:Martha Salotti 454(プエルト・マデーロ地区)

*その他の店舗についてはLa DolfinaのFacebookページ(https://www.facebook.com/ladolfinaok)にてご確認ください

マクシマ妃ご用達のブランド [Peter Kent]

アルゼンチンは、とても上質な革の生産地として知られています。世界的に有名な一流ブランドの中には、なめされた状態の革だけをアルゼンチンから輸入して、そこから製品を作っているところもあるほど。国内には質が良くて可愛いオリジナルのレザーグッズを扱っているお店がいくつかありますが、今回はオランダ皇太子妃もご用達というブエノスアイレスのブランドを紹介します。

多くの方がご存知のとおり、オランダのマクシマ皇太子妃(画像右:オランダ王室公式サイトより)はアルゼンチン人。天真爛漫で知的で、笑顔がチャーミングなマクシマ妃は好感度が高く、オランダの人たちからも愛されています。そんな彼女が公私問わず愛用しているのが「Peter Kent」のバッグ。「ピーター・ケント」なんて、まるでアメコミの主人公の名前みたいですが、国産にこだわるれっきとした100%メイド・イン・アルゼンチンのブランドです。1972年にブエノスアイレスの高級住宅地レコレータに店舗をオープンさせてから、今年で創業50周年を迎えました。

独自の手法でなめされた上質な革で、バッグや小物、ベルト、ジャケットといった様々な製品が作られている中、最も有名なのがマクシマ妃もご愛用のこのバッグ(画像上&左)。お店では「1112」という商品番号で呼ばれていますが、顧客の間ではミニ・トランクを意味する「baulito」(バウリート)という愛称で親しまれています。
ころんとしたデザインに、アルミキャスト製の持ち手がとっても可愛いバウリート。中でもマクシマ妃が愛用しているベビーピンクのものは、オランダのファッション誌で、なんとルイ・ヴィトンやマルベリーのバッグと一緒にmust haveアイテムとして紹介されるという名誉を授かりました。色は他にもブルー系やオレンジ系などがあり、多彩な展開となっています。
(Fotos: Prensa Peter Kent)

バウリートの他に人気なのがこちらのエコバッグ(画像左)。コットン地に革底のバッグで、くるくるっと丸めておいて、必要なときにサブバッグとして使えます。いろんな色がありますが、私はちょっと豪華なシャンパン・ゴールドを選んでみました。「Buenos Aires」という文字が入っているので、おみやげにしてもいいですね。
他にも、シンプルでシックなものから斬新でカラフルなデザインのものまで、ステキなものがたくさん。マクシマ妃ご用達のお店で、アルゼンチンが世界に誇る革製品を手にとって、ぜひその質の良さを実感してみてください。

Peter Kent
本店:Arenales 1210(Libertad通りとの角 / レコレータ地区)
支店:Av. Alvear 1820(Callao通りとの角 / レコレータ地区)
*ショッピングモール「Paseo Alcorta」の3階にも店舗が入っています
*Facebookページ: https://www.facebook.com/PeterKentHandbags

Monday, October 1, 2012

甘い幸せ、見~つけた! [Smeterling]

甘いものが大好きな人にとって、美しいケーキが並ぶショーケースを眺めながらどれをいただこうかと選ぶときほど幸せな瞬間はありません。特にそれが見た目にも美しいケーキだったら、まるで恋する乙女のようにわくわくしてしまいます。ブエノスアイレスの高級住宅街レコレータ地区にあるパティスリー「Smeterling」(スメーテルリン)は、そんな幸せを体験するのにぴったりのお店。窓を飾る艶やかで色とりどりのケーキたちに誘われて、ついつい中に入ってしまう魅惑の世界です。でも、これほど完璧で美しいケーキたちが、まさか20年近くもIT関連の仕事をしていた元キャリアウーマンによって作られているなんて、きっと誰も想像できないことでしょう。
「Smeterling」のオーナー兼パティシエのイサベル・ベルマルは、 元インダストリアル・デザイナー。一昨年、長年勤めたヒューレット・パッカード社に別れを告げ、趣味だったお菓子作りを活かしてパティスリーを開きました。

でも、「Smeterling」は他のパティスリーとちょっと違います。お店の中にショーケースがあり、店員さんがその後ろで客の応対をするというのが一般的ですが、「Smeterling」のケーキは全部、通りから見える窓際に並べられていて、お店の中にはなんと調理台、そしてその前にはカウンターがあって、ケーキと一緒にコーヒーや紅茶をいただけるスペースが設けられています。「ひとりでキッチンに閉じこもるのではなく、会話を楽しみながらお菓子を作るのが好き」というイサベルのアイデアで、作り手と客が向かい合って交流できるスペースになっているのです。私がカウンターでコーヒーとケーキをいただいている間も、お散歩中のご婦人がふらりと入って来て、「昨日買ったケーキ、美味しかったわよ!」とだけ報告して出て行ったり、たくさんの書類を抱えた女性が「外回りに疲れたからちょっと休憩するわ」と言いながら、隅っこのソファーに腰掛けてお茶を飲んだり。ケーキの美味しさだけでなく、イサベルの人懐っこさに惹かれて常連客になる人も多い様子がうかがえました。
 ケーキのバリエーションはチョコ系、シトラス系、ベリー系など約12種類ほどあって、うち1つか2つは季節ごとに変わります。例えば、春真っ盛りの今だったらラベンダーとピスタチオのケーキ(画像左)。お味はいずれも保証付きですが、どれも「アルゼンチンサイズ」。ひとつを二人でシェアできる大きさです。他にもマカロンやカップケーキ、クッキーなどがあって、持ち帰りはもちろん、いずれもその場で食べることが可能です。

 ちなみに、お店の名前になっている「smeterling」とは、ドイツ語で「蝶」を意味する「schmetterling」(シュメッターリング)の発音をスペイン語風に表記した造語。「華麗な変身を遂げる蝶のように、素材を美味しく美しいものに作り上げるという自分の日課を表しているのよ」と話してくれるイサベル自身が、まるでキャリアウーマンからパティシエに変身した蝶のようにいきいきと輝いて見えました。

Smeterling
Uruguay 1308(Juncal通りとの角近く)
Tel. 5294-6070
*公式サイト:http://www.smeterling.com
*Facebookページ:Smeterling

Sunday, September 16, 2012

こだわりカフェめぐり その13 [Magendie]

今回紹介するのは、「Magendie」(マジェンディ)というとてもステキなカフェレストラン。実はここ、私にとって「ちょっと残念なこと」を体験していたカフェでした。と言うのも以前、片隅に設けられている雑貨ショップの棚にスージー・クーパーのティーセットがずらりと陳列されているのを見つけ、吸い込まれるようにお店に入っていったのに、それらは展示してあるだけで、購入できずがっかりしたということがあったのです。以来、なかなかこのお店でゆっくり過ごす機会がありませんでしたが、先日、久しく会っていなかったお友達とここでランチをすることに。奇遇で面白かったのは、一足早くお店に着いたお友達が、非売品のティーセットに悔しがるという、私と全く同じ体験をしていたことでした(笑)。



スージー・クーパーのティーセットを展示するようなセンスを持っているだけあって、店内にはシンプルでありながら、窓際や壁のオブジェを活かした可愛らしいデコレーションが施されています。「Magendie」という名前は、19世紀初頭のフランスの栄養学者フランソワ・マジャンディーからとったもので、オーナーの栄養士マルティン・ビニュエラとその友達フアン・オリベラは、このカフェレストランを通じて、バランスの取れたヘルシーな食生活を推奨しています。アルゼンチンのヘルシーフードというと、どうしても味気なくて美味しくない印象が強いのですが、ここの食事はなかなかのもの。メニューはいずれも、ヘルシーでありながら素材の美味しさを活かしたプレートばかりです。(画像右:チアシードや胡麻をまぶしたチキンとサラダのランチセット)
カフェ・コン・レチェにパンという典型的なブレックファストメニューには、新鮮なフルーツと野菜で作られるリクアード(スムージー)や、パッションフルーツのソースにグラノーラがトッピングされた自家製ヨーグルトを追加するのがおススメ。量は結構たっぷりめなので、朝は軽く済ませたいという人はリクアードとヨーグルトだけで十分かも。
ヨーグルトだけでなく、パンもジャムももちろん自家製。カフェにはパンだけを買いに訪れるお客さんもたくさんいます。

太陽光がさんさんと降り注ぐ気持ちのいい店内で、ヘルシーで美味しい食事をいただく幸せ。残念な思い出があったカフェだったのに、今ではすっかり「スージー・クーパーのコレクションもいつか販売してくれるかも!」なんて期待を抱きながら、週ごとに替わるランチメニューを目当てにしばらく通い詰めしてしまいそうなくらいのお気に入りとなりました。

Magendie
Honduras 5900(Ravignani通りの角 / パレルモ・ハリウッド地区)
Tel. 4772-0022
*公式サイト: http://www.magendierestaurante.com/
*Facebookページ:Magendie Restaurante

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