Wednesday, December 26, 2012

マクシマ妃ご用達のブランド [Peter Kent]

アルゼンチンは、とても上質な革の生産地として知られています。世界的に有名な一流ブランドの中には、なめされた状態の革だけをアルゼンチンから輸入して、そこから製品を作っているところもあるほど。国内には質が良くて可愛いオリジナルのレザーグッズを扱っているお店がいくつかありますが、今回はオランダ皇太子妃もご用達というブエノスアイレスのブランドを紹介します。

多くの方がご存知のとおり、オランダのマクシマ皇太子妃(画像右:オランダ王室公式サイトより)はアルゼンチン人。天真爛漫で知的で、笑顔がチャーミングなマクシマ妃は好感度が高く、オランダの人たちからも愛されています。そんな彼女が公私問わず愛用しているのが「Peter Kent」のバッグ。「ピーター・ケント」なんて、まるでアメコミの主人公の名前みたいですが、国産にこだわるれっきとした100%メイド・イン・アルゼンチンのブランドです。1972年にブエノスアイレスの高級住宅地レコレータに店舗をオープンさせてから、今年で創業50周年を迎えました。

独自の手法でなめされた上質な革で、バッグや小物、ベルト、ジャケットといった様々な製品が作られている中、最も有名なのがマクシマ妃もご愛用のこのバッグ(画像上&左)。お店では「1112」という商品番号で呼ばれていますが、顧客の間ではミニ・トランクを意味する「baulito」(バウリート)という愛称で親しまれています。
ころんとしたデザインに、アルミキャスト製の持ち手がとっても可愛いバウリート。中でもマクシマ妃が愛用しているベビーピンクのものは、オランダのファッション誌で、なんとルイ・ヴィトンやマルベリーのバッグと一緒にmust haveアイテムとして紹介されるという名誉を授かりました。色は他にもブルー系やオレンジ系などがあり、多彩な展開となっています。
(Fotos: Prensa Peter Kent)

バウリートの他に人気なのがこちらのエコバッグ(画像左)。コットン地に革底のバッグで、くるくるっと丸めておいて、必要なときにサブバッグとして使えます。いろんな色がありますが、私はちょっと豪華なシャンパン・ゴールドを選んでみました。「Buenos Aires」という文字が入っているので、おみやげにしてもいいですね。
他にも、シンプルでシックなものから斬新でカラフルなデザインのものまで、ステキなものがたくさん。マクシマ妃ご用達のお店で、アルゼンチンが世界に誇る革製品を手にとって、ぜひその質の良さを実感してみてください。

Peter Kent
本店:Arenales 1210(Libertad通りとの角 / レコレータ地区)
支店:Av. Alvear 1820(Callao通りとの角 / レコレータ地区)
*ショッピングモール「Paseo Alcorta」の3階にも店舗が入っています
*Facebookページ: https://www.facebook.com/PeterKentHandbags

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