Sunday, January 29, 2012

こだわりカフェめぐり その10  [Museo Evita Restaurante]

ポルテーニョ(ブエノスアイレスっ子)たちは、日光が大好き。体感気温が35度を超える日でも、みんな太陽の光を求めてお出かけします。だからよく晴れた日には、どこのカフェ・レストランでも、みんな屋外のテーブルに直行。そんな「お日さま大好きポルテーニョ」たちから圧倒的な人気を誇っているのが、今回紹介するエビータ博物館に併設されているレストラン。ここは、屋内よりもパティオがメインとなっていて、グルメ情報誌でも「ブエノスアイレス市内のお薦めパティオ」のひとつとして紹介されました。 

なんといっても ここのパティオには、独特の美しさがあります。スペイン&イタリア・ルネッサンス様式の建物の壁に囲まれ、パリの重厚なお屋敷を思わせる市松模様の床に、大きなパロ・ボラーチョ(酔いどれの木)が作ってくれる程よい木陰に覆われたスペースは、まさに「住宅街のオアシス」といえましょう。
暑い日のお昼は、冷たい白ワインと一緒にシーフードの盛り合わせ(画像左)をいただくのがおススメ。デザートには、目の前で焼いてくれるクレープが有名です。そして、各テーブルにキャンドルの火が灯される夕方からは、特別な日のロマンチック・ディナーに最適。バレンタイン・デーの夜には超満員になるというのもうなづけます。
さらに、犬好きなポルテーニョたちにとって嬉しいのが、ペット・フレンドリーなスペースであること。ワンちゃんとのお散歩がてらに、ここで美味しいカフェをいただきながら一息つくこともできるわけです。

もちろんここを訪れたからには、博物館に寄らないわけにはいきません。アルゼンチンの歴史を語るうえで欠かせない女性「エビータ」ことエバ・ペロンの、希望と波乱に満ちた人生の一端をうかがうことができる博物館についての紹介は、また後日!

Museo Evita Restaurante
J. M. Gutierrez 3926 (Lafinur通りとのほぼ角 / パレルモ地区)
Tel. 4800-1599

Friday, January 6, 2012

ブエノスアイレス州の海に行きましょう! [Carilo]

明けましておめでとうございます!今年もマイペースで「ブエノスアイレスの素敵」を紹介して行こうと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

さて我が家は昨年末、クリスマスを挟んだ2週間、バカンスでカリロー(Carilo)という避暑地に滞在しました。3年半前にこのブログでマル・デ・ラス・パンパス(Mar de las Pampas)を紹介したとき、「海辺なのに森の中という可愛い避暑地が2カ所ある」と書いたのですが、そのうちのもう1ヵ所がカリローというわけです。
カリローはマル・デ・ラス・パンパス同様、舗装された道路もなく、自然がそのまま残された美しいリゾート地。アルゼンチンの避暑地として最も有名なマル・デル・プラタ(Mar del Plata)の混沌と雑然さがどうも苦手な私たちにとって、国内でサマーバカンスを過ごすとき、カリローは最適の滞在地となります。
私たちはいつも最低2週間は滞在するので、宿泊はホテルではなく、バケーションレンタルで別荘を借りています。ホテルよりもずっとリーズナブルな料金で、自分の家のように使えるのでとても便利。今回、私たちがお世話になった家はこちら(画像左)。ビーチから2ブロック、ショッピングエリアへは3ブロックという最高のロケーションでした。
ショッピングエリアにはたくさんのお店があって、夕暮れ時から夜にかけてお散歩を楽しむ人で賑わいます。画像→の右端に写っている「El Cairel」(エル・カイレル)というお店は、キャンドル、森の妖精、天使といったメルヘンチックなグッズを扱っている、ここのランドマーク的存在。その他レストランやブティック、本屋、スーパー、薬局まであり、長期滞在の頼もしい味方となってくれます。
またカリローには広大な砂丘があることでも知られていて、四駆バギーを借りてそこを自由に滑走するアクティビティが大人気。ビーチのすぐそばにいるはずなのに、砂丘の真ん中に出ると海が全く見えなくなってしまうからびっくり。アルゼンチンという国がいかに広いかを体感できる瞬間です。

ブエノスアイレス市から車で4時間。森に囲まれた海の町カリローはまさにブエノスアイレス州のオアシスといえましょう。都会のストレスから解放されてリフレッシュするために、夏場だけでなく、オールシーズン訪問の価値アリなリゾート地まで、ぜひ一度足を伸ばしてみてください。


☆カリローの情報が満載のサイト(スペイン語):http://www.parquecarilo.com/

☆カリローへの行き方 by CAR : とにかく、ひたすら「Pinamar/Villa Gesell」方面に向かいます。まずはブエノスアイレス市とラプラタ市を結ぶ「Autopista Buenos Aires - La Plata」を通って国道2号線(Ruta 2)へ。200km地点まで進むとDolores(ドローレス)という所に着くので、あとはとにかく「Pinamar/Villa Gesell」の表示を追いかけて、国道56号線、そのあと11号線を突き進みます。大きな避暑地Pinamarへの入り口につながるロータリーまで来ると「Carilo」方面行きの表示が出てくるので、更に30分ほど走れば左手に「Carilo」の入り口が見えてきます。こちらにわかりやすい図の説明があるので、ご参照ください。

☆カリローへの行き方 by BUS : レティーロ駅のバスターミナルから出る「Pinamar経由Villa Gesell行き」行きのバスに乗ります。Pinamarのターミナルで降りてからカリローまでは路線バスで行くこともできますが、降りる場所がわかりにくいので、タクシーで、ホテルなど宿泊先の住所を運転手さんに見せて連れて行ってもらうのがベスト。バスのチケットはレティーロのターミナルで買うか、又は市内の各所に点在する「Plataforma 10」というチケット販売会社のスタンド、もしくはWEBサイトにて購入可能です。

Plataforma 10のサイト:http://www.plataforma10.com/

ブログをなかなか更新することができないので、「ブエノスアイレスの日常」をインスタグラムにてゆるりと紹介しています。これからはこちらをフォローしていただけると嬉しいです♪ http://www.instagram.com/jpportena