Wednesday, April 5, 2017

ブログをなかなか更新することができないので、「ブエノスアイレスの日常」をインスタグラムにてゆるりと紹介しています。これからはこちらをフォローしていただけると嬉しいです♪
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Saturday, March 8, 2014

こだわりカフェめぐり その15 [Boulevard Saenz Peña]


 ブエノスアイレス郊外にあるティグレ(Tigre)という街については、以前にもこのブログで紹介したことがあります(記事はこちら)。広大なパラナ川の河口にある緑の多い美しい町で、川では遊覧船クルーズが楽しめることでもよく知られており、週末はたくさんの観光客で賑わいます。
今回紹介する「Boulevard Saenz Peña」(ブーレバール・サエンス・ペーニャ)は、そのティグレにある人気カフェ。コロニアル様式の古い家屋を改築して作られたスペースには、自然光がたっぷりと注ぎ込む屋内と、プランターで囲まれた広いパティオ(画像左)があり、それぞれにセンス良く飾られたテーブルが置かれ、とても素敵な空間になっています。


ここでサーヴされるお料理は全て、アルゼンチンの有名なフードコーディネーター、フリアーナ・ロペス・マイが考案したメニュー。新鮮な素材にこだわった彼女ならではの、ヘルシーで味わい深いお料理を堪能することができます(フリアーナの紹介記事はこちら)。ランチメニューで一番人気なのが、エビのサラダ。ルッコラ、オニオン、アボカド、トマトに香ばしいアーモンドがアクセントになっていて、なかなか美味。デザートは素材の美味しさを活かしているので甘すぎず、日本人好みな感じ。ちなみに私が好きなのは、パッションフルーツのクレーム・ブリュレ!パッションフルーツの酸っぱさと、キャラメリゼされたカスタードとの優しい甘さの融合がたまりません♪
2階のスペースは、ヴィンテージの家具やグッズ、民芸品、Voluspa社製のアロマグッズを扱うインテリアショップになっていて、のぞいてみるだけでも楽しめます。
カフェのあるブロックは、アートギャラリーや個性的なブティック、フリアーナがお料理教室を開くアトリエなどもあることから、ファッションやグルメ業界の人たちには人気のスポット。週末、ティグレの市場「プエルト・デ・フルートス」に行ったついでにちょっと足を伸ばして、ここで美味しいカフェとお菓子をいただいてみてはいかが?


Boulevard Saenz Peña
Boulevard Saenz Peña 1400, Tigre
Tel.  5197-4776
*地図はこちら
*Facebookページ:https://www.facebook.com/BoulevardSaenzPenaPagina

Saturday, March 1, 2014

アルゼンチン製レトロ雑貨の宝庫 [Kermesse]


*昨年は、本業のサッカーライターとしての執筆に専念していたためになかなかブログが書けず、なんと今回が10ヶ月ぶりの更新となります。おかげさまで今年、新著「彼らのルーツ」(実業之日本社)「キャプテンメッシの挑戦」(朝日新聞出版)の2冊を上梓致しました。

アンティークやヴィンテージのものが大好きな私にとって、古いものを扱っているお店を見るのは楽しみのひとつであり、良きストレス解消法でもあります。そしてありがたいことにブエノスアイレスは、たくさんの「古くて可愛いもの」に出会うことができる街。アンティークショップは至るところにあり、 最近は50年代~70年代のヴィンテージグッズを集めたお店も増えてきました。今回紹介するお店「Kermesse」(ケルメス)もそのひとつです。
(画像左:70年代のアルゼンチン製紙ナプキン)
「Kermesse」で扱っている商品の8割は、純アルゼンチン製のレトロ雑貨。オーナーのアレハンドラさんと息子のホアキンが「自宅のリビングを改装して作った」という店内には、ホーローのレードル(おたま)に鍋、スパイス入れといったキッチンツールや、美しいカットグラスのピッチャー、ちょっとキッチュなイラスト入りのデカンタやコップなどが所狭しと並んでいます。

中でも私が一番好きなのは「Rigopal」(リゴパル)社の耐熱ガラスの製品。アメリカのファイヤーキングやオールドパイレックスに負けないほどの品質とデザインで、特にミルクグラスのカップ(画像左)やお皿の可愛いこと。食器類では他にも「Durax」(ドゥラックス)社製のものがあり、ガラスなのに耐久性に優れていて割れにくいことで知られています。
あと、主に子どものパーティー向けに作られていたという薄くて上品な紙ナプキンは、サンドイッチに添えたり、ちょっとクッキーを包んだりするのに便利。これ、私もお店を訪れるたびに2パックは必ず買ってしまうほど愛らしくて中毒性が高いので、レトロ可愛いものが好きな方は買いすぎに要注意です(笑)。

「商品のひとつひとつに愛着があって、たまに売ってしまうのが惜しいときがある」というホアキンの言葉からもわかるように、オーナー親子のレトロ雑貨に対する愛情がにじみ出ているお店。アルゼンチンのちょっと変わったおみやげを探すのに訪れてみてもいいかもしれませんね。

Kermesse
Dorrego 2388(パレルモ・ハリウッド地区)
Tel. 3533-6926
☆Facebookページ: https://www.facebook.com/kermesse.dorrego

Saturday, April 27, 2013

ブエノスアイレスのエコバッグ その1


昨年10月からスーパーのビニール袋が有料となって以来、ブエノスアイレスでもやっとエコバッグやショッピングカートを持ってお買い物に出かける人が増えて来ました。その傾向から、いろんなブランド&ショップが可愛いエコバッグを販売するようになったので、バッグフェチな私は嬉しい限りです。過去にも何度かエコバッグについて取り上げたことはありましたが(例えばこちら→http://precious31.exblog.jp/15135832/)、今回は、最近の私のお気に入りを3つ紹介しましょう♪
まずはこちら、パレルモ・ハリウッド地区の人気カフェ「Pani」のオリジナル・エコバッグ。ボリュームたっぷりの朝食をお目当てに、我が家では週末かなりの頻度で訪れるカフェなんですが、ここのエコバッグはとっても優れモノ。ひとつひとつ異なるファブリック・柄を用いたデザインが可愛いのはもちろんのこと、裏地に内ポケット、マグネットボタンまでついていて、スーパーでのお買い物だけでなく、ピクニックやビーチ用のバッグとしても機能的な作りになっています。
 私はピンクが好きなので画像のようなデザインを選びましたが、他にもブルー系やアニマルプリントなどの柄・色があって、素材もキャンバス地、エナメルビニール、麻といろいろあるので、ぜひお店でお気に入りを探してみてください(カフェの入り口付近の雑貨コーナーにディスプレーされています)。

Pani
Nicaragua 6044
Tel. 4772-6420
*Facebookページ: https://www.facebook.com/paniesdelicioso

さてもうひとつはこちら(画像下)。このブログではすっかりお馴染みとなった生活雑貨ブランド「Violraviol」(ビオルラビオル)のエコバッグです。しっかりとした厚手の布地で作られた大きめサイズのバッグは、スーパーでの嵩張るお買い物の強い味方。大きいけれど布地が柔らかく、かっちりした型ではないので、肩から下げたときも持ち易いのが◎。「ビオルラビオル」のバッグはどれも可愛いので、新作が出るたびに買ってしまうのですが、これはコンパクトに折りたためるので旅行にも便利です。

Violraviol
El Salvador 5894
Tel. 4778-3136
*Facebookページ: https://www.facebook.com/violraviol

最後にご紹介するのは、アルゼンチンに昔からあるクラシックなお買い物バッグの「ミニ」バージョン。26cmX30cmという小さめのサイズなので、八百屋や肉屋といった小売店に行くとき専用。私がアルゼンチンで暮らし始めた80年代後半は、どの主婦もこれの大きいサイズを手に小売店を回って買い物をしていましたが、やがて大型スーパーが普及するにつれてビニール袋が一般化。街中でこのバッグを見かけることはごく稀となってたのが、最近のエコバッグ人気で再び日の目を浴びるようになりました。私の夫はこのお買い物バッグを「古くさい」と言って嫌がるのですが、いえいえ、そのレトロ感こそが可愛いんですってば!
大きな普通のバッグはスーパーでも販売されていますが、このミニバージョンはステキな雑貨屋さん「ENSERES」(エンセーレス)にて取り扱っています。

ENSERES
El Salvador 5986
Tel. 4776-0409
*Facebookページ: https://www.facebook.com/enseresbazar

Saturday, March 9, 2013

ハードカバーの可愛いノート [Cuaderno Rivadavia]


3月、アルゼンチンでは新学期がスタート。この季節、自分の身体よりも大きいくらいのリュックやカートを持って登校する新1年生の子供たちの姿を見ていると、とても微笑ましい気分になります。

アルゼンチンの小学校では、新学期の始まりに際して、学校から各生徒に「必要な文具リスト」が配布されます。ノートに鉛筆と消しゴム、ファイルにはさみ、定規といった個人で使う物の他に、クラスのみんなが持ち寄って使う画用紙や絵の具から、工作のための発泡スチロール製のボールまで、リストにある全ての文具を買い揃えなければなりません。そのため、この時期になるとスーパーマーケットには文具専用コーナーが設けられ、リスト片手に買い物をする人でごった返す光景が見られます。

そのリストの中に必ず含まれているのが、このハードカバーのノート。B5よりちょっと小さめのサイズで、作りは本と全く同じ。担任の先生が学校からのお知らせを書く連絡帳や、各科目の授業のために、子供たちはみんなこのハードカバーのノートを使います。扉のページについている、イラスト入りのスペイン語アルファベット表が可愛い♡

いくつかあるメーカーの中でも、王道を行くのはやっぱりRivadavia(リバダビア)社製のノート。Rivadaviaは100年近い歴史を持つ製紙会社で、アルゼンチンではノートや印刷紙の代名詞にもなっているほど。レトロな美しいロゴにも、貫禄が感じられます。

アルゼンチン産の文具にあまり素敵なものはないけれど、この定番ノートだけは別格。使い終わったら書棚に並べておけるのも嬉しい。ここでは私が好きなパステルカラーの水玉模様を紹介していますが、カバーには他にもいろんな色とパターンがあるので、お気に入りの一冊を選んでくださいね。

*「ハードカバーのノート」はスペイン語で「cuaderno tapa dura」(クアデルノ・タパ・ドゥーラ)といいます。tapaは表紙、duraはハードという意味。ちなみにスパイラルノートのことは「cuaderno con espiral」(クアデルノ・コン・エスピラル)、または「cuaderno anillado」(クアデルノ・アニジャード)と呼びます。

Saturday, March 2, 2013

こだわりカフェめぐり その14 [Prospero Velazco]

パレルモ・ハリウッド地区の一角にひっそりと佇む小さなカフェ。中をのぞいてみると、シンプルな内装の狭いスペースに、美味しそうなパンやケーキ、クッキーがたくさん並んでいます。ここは、ウルグアイ出身の有名なパティシエ、Prospero Velazco(プロスペロ・べラスコ)が、多くのファンからのリクエストに応えて2年前にオープンしたお店。甘すぎず大きすぎない、日本人好みのケーキが食べたいとき、私は迷わずここに直行します。


ケーキのショーケースとレジのある奥に着くまでに、壁いっぱいに並べられたクッキーや、焼き立てのクロワッサンにパン・オ・ショコラ、スコーンなどに誘惑されてしまって、結局毎回、ケーキ以外にもいろいろ購入。イートイン・スペースもあって、平日のお昼にはキッシュやサラダ、サンドイッチをメインとしたランチメニューもサーヴされます。テーブルの数が限られているので、ランチタイムや週末の朝などは座るのが難しいけれど、例えば平日の4時ごろ、近辺のレストランでランチを楽しんだあと、お茶とデザートだけのためにここに立ち寄るというタイミングだったらゆっくり座れる確率高し。

私が毎回、美しいケーキと一緒に買ってしまうのが、こちらのチョコレート・ダイヤモンド・クッキー。ほろほろでサクサクしていて、甘すぎなくって、それでいてチョコレートの風味はばっちりという絶品です。その他、新鮮なフルーツを使ったタルトレットや、朝食のためのクロワッサンやバゲット、パン・ド・カンパーニュなどの美味しさは、最近ブエノスアイレスで流行りのフランス風ブランジェリーの中でも指折りの本格派。テイクアウト目的にふらりと立ち寄って、もしテーブルが空いていたらその場でケーキをいただくという、気軽な気持ちで訪れたいカフェです。





Prospero Velazco
Arevalo 1947(Voltaire通りとの角 / パレルモ・ハリウッド地区)
Tel. 4771-1194 

*残念ながら閉店しました。

Tuesday, February 19, 2013

アルゼンチンの定番お菓子 その2 [DORIN'S / Gomitas de Eucalipto]




アルゼンチンの定番お菓子を紹介するシリーズの第2弾。今回登場するのはまず、私の大好きな「DORIN'S」(ドリンス)。ハートの形をした小さなキャンディーで、ちょっとレトロなデザインの可愛いマッチ箱のようなパッケージに、ビニール袋に包まれることもなくそのままころころと入っています。たまに崩れたキャンディーの欠片が箱の隙間からこぼれ出て、バッグの中に何やら怪しい白い粉が散乱!!というときもありますが、それもまたメイド・イン・アルゼンチンのご愛嬌。
 
味は「frutilla」(いちご)、「mandarina」(みかん)、「limon」(レモン)、「menta」(ミント)の4種類。ちょっと固めのラムネのようで、噛んだときの食感はAltoids(アルトイズ)みたいで粉っぽい。格別に美味しいというわけではないけれど、製造が始まった1950年からずっと変わらない素朴さと、なんといっても箱の可愛いさがポイント高し!

次に紹介するのはこちら、「Gomitas de Eucalipto」(ユーカリミント味のグミキャンディー)。グミというと世界各国にいろんなフレーバーのものがありますが、ミント味のものって意外と少ないのです。これは結構大きめで噛み応えがあるので、ちょっと小腹が空いたときにつまみ始めたらやめられない止まらない。私はいつも、長時間のフライトに乗るときにバッグに入れておいて、退屈になったらもぐもぐ。ユーカリミントでお口の中がすっきり爽やかになって、アルゼンチン⇔日本間の長旅に刺激(?)を与えてくれます。


周りについたお砂糖がこぼれてしまうので、一旦袋を開けたらジャムのボトルなどで保存すると良いでしょう。いくつかのメーカーからユーカリミント味のグミが出ていますが、私が好きなのは「Billiken」(ビジケン)社のもの。「Billiken」からはきれいなブルーのメントール味のグミも出ているので、ミントがお好きな方はぜひお試しあれ。

「DORIN'S」は街中のキオスコで、「Gomitas de Eucalipto」はキオスコやスーパーにてお買い求めいただけます!



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